あなたは、日常の生活で、誰かに「借り」を感じていることは、ありませんか? たとえば、雨の日、車で駅まで送ってもらったり、 重い荷物を運んでもらったり、旅行でペットを預かってもらったり、 パソコンの操作でわからないところを教えてもらったり。など、など そんな時、お金を払うことや菓子折りを渡すことで「借り」を返したことになるのでしょうか? お礼は、あくまでお礼であって「借り」が解消したわけではないと、思いませんか? 今度は、その人が困っているときには、手助けしてあげようと、ずっとあなたは思っているはずです。 「私は、あの人に恩がある」と多かれ少なかれ感じているはずです。 <発行> そんな思いを自分が「できること」を書いて「借用証書」という形で相手に渡します。
<循環> 受け取った「借用証書」は、発行した人に約束の「できること」をお願いすることができます。 その「できること」が自分に必要なければ、第三者に自分の「してほしいこと」を頼んだ際に その「借用証書」を渡すごとができます。
<清算> いつの日か発行した「借用証書」が発行した人に戻ってくれば、その借りは返したことになり 「借用証書」はその効力失い消滅します。
借用証書といっても、善意に対する借りですから、借用証書を発行したからといって、 お金やモノを強制的に返済請求されるものではありません。
返済しなければいけないのは、あくまでも「善意な行為」です。 また、その取引は強制執行はできません。双方が合意してのみ成立します。 つまり、「ありがとう券」だと思っていただければいいでしょう。
また、コミュニティ・ボンドは、管理組織を必要とする通貨ではないので、発行主は「借り」を感じた個人です。 誰でも「借用証書」という形で発行できるので発行枚数に制限がありません。 発行主(振出人)は、自分の出来ることを裏面の広告欄に書いて振出すことが出来ます。
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